任意整理の交渉不成立2

ここでは任意整理の交渉において、その交渉が不調に終わる可能性を紹介しています。その理由としては任意整理の当事者である債務者、即ち任意整理の依頼者、それにその依頼者の代理人となった専門家、そして債権者の何れかに問題があるからという場合です。そして実際に問題があるとしたらどういったパターンか、と言ったことを紹介しています。債権者に関するトラブルの例を紹介したので、次に引き続きトラブルの例を紹介していきます。
次に多重債務者、即ち任意整理の依頼者の側に問題があるといった場合ですが、例えば任意整理の依頼者が借り入れをしてから一度も返済をしていなかったり、或いは借入れの申し込みをした理由が、実は他の金融業者への返済のためであったという場合等のケースです。こうしたケースでは、取引状況が非常に悪質で、債務者の方に非があるとも言わざるを得ないようなケースです。このような場合だと、結果的に「債務者の方が債権者に対し返済すると見せかけて債権者を騙した」と捉えられてしまうことになりますので、幾ら代理人による交渉とはいえ、穏便な交渉とはいかなくなります。
最後にもう一つ、専門家に問題があるケースですが、多重債務者が実際に任意整理をするか否かを決める基準は、任意整理を行なった後にどのくらいの支払額になるのか、それが支払い可能な金額か否か、ということだと思います。従って多重債務者の代理人となった専門家は、そうしたことを念頭に置き、事前にある程度の見込みをたてて月々の支払い金額を計算して、そうして任意整理の依頼者に提案します。ですが、例えばその金額があまりに依頼者の視点に立ち過ぎてしまった結果支払い回数をむやみに多くするなど、債権者である金融会社の立場を考えない一方的なものだった場合、交渉してもその支払い回数では折り合いがつかないことになります。また任意整理の依頼者側も予定外の支払い額を用意することができなくなり、その結果任意整理の交渉がまとまらないといったことがあります。

任意整理も要は債権者との交渉です。そこには任意整理の依頼者である債務者、債務者の代理人である専門家、そして債権者の三者が関わってきます。その三者の何れかに問題があった場合、任意整理の交渉がうまくいかなくなる可能性はあるのです。

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最終更新日:2018/11/29